池の水を全部抜く!という『かいぼり』体験に行ってきました。『かいぼり』では池の水を抜いたあとの泥を集める作業を実際に手伝うことができたり、またかいぼりを体験をしない人でも自由にかいぼりの作業風景や池の水を抜く時に捕まえた沢山の魚や生き物たちを気軽に見ることができます。
【かいぼり】とは!
池の水を抜いて泥を流すかいぼりは、池の維持の為におこなわれる定期的な作業らしいです。水質や生物たちの環境面の効果もあるそうです。
かいぼりの大まかな流れは、池の水を抜く→生き物を捕獲→在来種と外来種にわける→地底を天日干し水質改善効果→水を入れる→在来種が戻る。
そして池の水がキレイになるそうです。また、場所によるかもしれませんが、かいぼりの際に捕まえた在来種や外来種の魚や生き物たちを少しだけ見ることが出来たりもします。
かいぼり体験をする場合は
泥かき連というものでは、泥をかきだすような作業をしていて午前中10時から12時30、40名まで。小学生以上(小学生は保護者同伴)、参加料1人30円各回保険料として、持ち物泥汚れしてもよい服装(雨具など)、帽子、首に巻くタオル、ゴム手袋または軍手、長靴または運動靴※サンダル不可
大地探検ツアーでは、かいぼりについて学んだあと、地底を実際に歩いて、泥や湧き水、生き物などを観察し、普段では歩けない場所や見られない景色を頼むしむことができます。13時30~15時、定員40名、3歳以上(小学生以下は保護者同伴、小学校高学年)、参加費1人30円(保険料として)、持ち物泥汚れしてもいい格好、長靴
※かいぼりに関する参加や体験できるイベントは、その日、その場所で異なりますので詳しくは、かいぼり体験などで検索してみてください。
※かいぼりを見るだけでしたら、お金は掛かりません。ただ、かいぼりをおこなう場所によっては駐車場代が取られるかもしれません。
池の水を全部抜く作業!
大勢の人達で池の水を抜く作業がおこなわれます。皆、長靴にジャージ姿です。大人が多いですが大きめの小学生の子供たちも結構参加していました。池自体は、すでに半分ちかく水を抜かれた状態になっており、そこからは手作業で池にいる生き物たちを捕まえて行くそうです。大きな池の方では、大人たちのみで作業をしていました。
大きな青い樽に大きな魚が次々と!
池に水がある状態では、どんな魚がいてどのぐらいの大きさなのかなど、分かんなかったのですが。どうやら、めちゃくちゃ大きい魚が池に沢山いたようです。魚の名前を聞いたのですが忘れてしまいました。分かる方いたら教えてほしいです。とにかく大きかったです。
池の水を抜いた後!
普段は、水が沢山ある池。けれど池の水が全部無くなると更地のような光景になりました。一瞬、駐車場かと思えました。ここの公園にある池は巨大な池がいくつもあり繋がっているのですが、かいぼりにより全く水がない状態になっていました。池の水どこにいった・・・と不思議です。
かいぼりで見つかった魚たち!【外来種と在来種】
一部テントを張られた場所では池の水を抜いた時に捕まえた沢山の魚たちや水辺の生き物たちが「かいぼり」を見に来た人達のために展示してあり、自由に見ることが出来ます。展示された魚や生き物たちは各種類ごとに水槽に入れられています。オイカワという魚やテナガエビという生き物もいました。割と大きめのナマズもいました。意外と普通に池に居るんですね。外来種で有名なブルーギルです。よく、このブルーギルの釣りをしている人たちを見かけます。ミシシッピアカミミガメという外来種のカメも居ました。一体どこから来たのか不思議です。
外来種の生き物たち
もともとは日本には居なかった海外から来た外来種の生き物が沢山池にいたそうです。池の水を抜くかいぼりでは、池に居た生き物たちの種類ごとに数も計測していました。それを一覧で見ることが出来ます。
圧倒的にブルーギルが多いです。なんと3000匹以上!在来種のモツゴは1845匹。
それより、えっコイって外来種だったんだ・・・。
知ってるようで知らない水の生き物たちを知ることができます。また、気さくなスタッフさん?ボランティアさんだと物凄く詳しく魚や生き物たちの説明をしてくれました。
他にも、こんな展示も!
魚や水辺の生き物たち以外にも蝶々や虫などの展示もしていました。この近辺で取れた虫たちだそうです。分かりやすく、名前も書いてあります。今回、池の中から出てきたのは魚たちだけでなく。なんと縄文時代の中期の土器までも!およそ4000年前に使われていたものだそうです。こんな凄いものまで出てくるなんてスゴいですよね。
ちなみに隣にあったのは釣り人が捨てていった釣りのルアーらしいです。これを鳥が食べたりして大変なことになるらしいです。最後に、かいぼりについてどうでしたかという簡単なインタビューを受けました。
手作業で魚たちを
ちなみに今回、この展示しているテントコーナーのそばでは捕まえた魚たちの調査もしていました。今回かいぼりで発見された外来種たちは処分をしてしまうというようなことも言っていました。
池の水を全部抜く『かいぼり』について
今回、たまたまよく遊びに行く公園の池でかいぼりをしていたので見に行くことが出来ました。
本当は長男と一緒にかいぼり体験をしたかったのですが泥や寒いのが嫌いな長男は見るだけでいいということで見るだけでしたが。普段見ている池には沢山の生き物がいて、色んな名前の魚たちやコイなんかより、ずっと大きな魚も居ることを知れました。池怖い。
また、圧倒的に外来種の多さやコイって外来種だったんだと勉強になりました。
遊び場情報ブログサイトなのに、今日はちょっと違う子供の社会や生物の勉強にもんる『かいぼり』を書きました。
池の水を全部抜く!のテレビが好きな人や社会の勉強が好きな子供、とくに魚が好きな子供には、体験をしなくても見に行くだけでも、とっても勉強になるのでオススメです。
かいぼりは各地の池で数年ごとにおこなっているそうですので興味がある方は、かいぼりを検索してみてください。